引き渡し完成保証とは
2016-05-10

引き渡し完成保証とは、住宅建設途中に工務店が倒産した場合などに、住宅の完成までを保証する制度のことです。
大手建築会社に依頼していた場合は、その会社が突然倒産する可能性は低いので心配はいらないでしょう。
しかし中小の工務店に建築を依頼していた場合は突然倒産してしまう事も考えられます。
建築途中で工務店が倒産してしまった場合には工事は中断し、再開の目途は立たないという事態に陥ってしまうのです。
そうした事態に備えるのが引き渡し完成保証なのです。
保証にも二種類あって、「金銭保証」「役務保証」があります。
「金銭保証」はお金を保証してはくれますが、自身でその後の工事を進めてくれる工務店を探す必要があります。
この場合、中途半端に工事が進んだ物件を引き受けてくれる確かな工務店を自分で探して来るのは大変に困難であると思われます。
まとめ
しかし、「役務保証」があると、工事の引き継ぎもしっかりと行ってもらえるのでこの保証のある工務店が安心といえます。
依頼した工務店の経済状況は依頼主には判断できませんから、契約時に引き渡し完成保証が付いているか確認が必要です。