二階にリビングを設置するデメリット
2016-10-07
2階にリビングを設置するのは合理的な場合があります。
1階は壁が必要な個室を配置し、2階に広い空間のリビングを配置することは理にかなっています。
しかし、デメリットがあるのも事実です。
2階にリビングを配置すると、夏場、2階は暑くなりがちになり、暮らし難くなります。
屋根面からの日射熱が伝わりやすくなるためです。
来客時の1階の対応が億劫になることもあります。
インターフォンを設置していても、すべての来客に対応できるわけではありません。
高齢になった時の不安も大きいものがあります。
誰しもが高齢を向かえ、階段の昇降がきつくなります。
寝たきりになることも想定され、介護者の負担も増すことになります。
2階にリビングを設置するのは、一般家庭では若いうちに限ります。
元気なうちは2階であろうと1階であろうと、部屋の配置は関係がないと言えます。
リビングを含めて間取りの検討をする場合は、そこに住む人が最も不利な状況に陥った時を想定すべきです。
たとえ2階にリビングを設置したとしても、1階には老後のための老人室を設置する用心が大切です。